茶の湯文化のバイリンガルナビゲーター 保科眞智子の活動ブログ Blog of a Japanese Urasenke tea master, Machiko Soshin Hoshina, based in Tokyo, Japan.

by MACHIKO SOSHIN HOSHINA
【茶席で使える琉球菓子】なごみ7月号にて監修いたしました。6月号に続けての記事掲載で全国書店にてお求めになれます。



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きっかけは今年5月、東京国立博物館『琉球』展を記念して自主開催いたしましたお茶会。その下調べのために沖縄を訪ねて地元の方々との交流から、どうしたらご参加者に琉球王朝と今の沖縄文化と出逢っていただけるかコンセプトを紡ぎました。

王様のお菓子と呼ばれる冬瓜漬は、継承しているのは謝花きっぱん店さんのみ。知る人ぞ知る銘菓は国際通りすぐ近くのお店なので、那覇へいらしたら是非お寄り下さい。

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背景には美しい琉球絣の裂地を山本秀司さんにご提案いただき、ちんすこうと月桃チョコレートもご紹介しています。


石垣焼窯元さんとはJTAイベントで間接的に知り合い、砂浜に再現したアートにインスパイアされました。コロナ禍でお茶席では菓子鉢の取り回しがNGな今、銘々皿を逆に活かしてお茶室に沖縄の海をイメージして再現!これ、やってみたかったんです(笑)


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お茶会のために琉球ガラスの水指や沈金のお棗などお道具のご提案や、私に歴史を語ってくださった沖縄の皆さま、ご協力ありがとうございました!個人的には、茶の湯には現代アートにも通じる表現の可能性がある。そんなことを考えさせてもらえました。

そして、沖縄への旅や撮影のご協力を惜しまずお付き合い下さったS子、運営を支えてくれたROIP Japanと白栲会の皆さまにspecial thanks🙏

# by hoshinamachiko | 2022-07-02 00:09 | 出版物
“貴婦人の茶会”がパワーアップします✨
日本のやきもの古伊万里がヨーロッパの宮廷を飾っていた時代に、ウィーンで誕生したマリー・アントワネット。

もしも彼女をお茶会にお招きしたら…?

そんな妄想お茶会イベントを帝国ホテルにて開催します。

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『海を渡った古伊万里〜ウィーン、ロースドルフ城の悲劇〜』巡回展記念


7/5(火)、23(土)、24(日)
古伊万里フェア同時開催(帝国ホテルプラザ東京2階ギャラリー間awai)

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大航海時代、オランダ東インド会社から注文を受けて製作された古伊万里。清朝が追い上げてくる、ヨーロッパ市場もオリジナル製作に躍起!マイセン、ヘレンド、アウガルテンの誕生に古伊万里が影響?などなど、テーマをもって世界史を横串に眺めてみると案外面白い!

やきものに詳しくないという方も、お茶会初めてという方も、夏休みの親子企画としても!(ママに耳寄り、自由課題がここで片づいちゃう笑)専門家の解説つきなので楽しく学べます。

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お土産に江戸後期の古伊万里豆皿プレゼント!
席中にもズラリご披露予定です



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詳細はこちらのリンクをご参照ください。皆さまのご参加お待ちしています❣️


貴婦人の茶会:過去のイベントはこちら。





# by hoshinamachiko | 2022-06-17 23:22 | Events イベント
お茶と京都の情報を伝える月刊誌茶の間6月号に、私のエッセイ集『そのままあるがまま as it is 暮らしにお茶を。』を特集していただきました。

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京都と東京で離れているので、取材はオンライン。でも、本当に繊細なタッチで私の伝えたい茶の湯の魅力やくらしに取り入れる提案を文字にしていただきました。

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#お茶好き #茶の間 #著者探訪
#お茶が教えてくれたこと
#そのままあるがままasitis暮らしにお茶を #保科眞智子

# by hoshinamachiko | 2022-06-12 18:01 | 出版物
なごみ6月号 特集「外国土産を見立てに」〜私のお気に入り〜取材協力いたしました。p30-33

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見立てとは、もともとの用途は違うけれど、茶の湯のもてなしのお道具につかうことをいいます。

旅先で見つける器や一輪挿し。マーケットやアンティークショップなどで選ぶ時のポイントとして、茶道具としての見どころである「ナリ・コロ・ようす」を備えているか。私はその辺りを大切にしています。

わびた風情が茶道の本来ですが、私などはまだまだ華やいだ雰囲気に惹かれます。その点、外国では心がウキウキするようなモノたちに出会えることが多くて、ボーッとしていられません(笑)

見立てのお道具組みの秘訣は、ずばり #ひき算。お道具同士の色調でトーンを揃えるなど、できるだけ統一感をもたせます。お洋服のコーデと似てるかな。

よろしかったお手にとってご覧ください。


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#なごみ #6月号 #淡交社 #保科宗眞 #保科眞智子 #茶のあるくらし

#ジアン #カフェオレボウル #リモージュ #見立て #引き算 #そのほか見立ていろいろご提案しています #そろそろ旅も解禁かな

#茶道 #裏千家 #なごみ #6月号 #見立て #洋食器 #保科宗眞 #保科眞智子

p30-33

# by hoshinamachiko | 2022-06-12 17:51 | 出版物
【城主来日記念シンポジウムのご案内】
若きロースドルフ城主ガブリエル・ピアッティ氏が来日します!展覧会期間中の有田訪問を記念して、古伊万里のふるさとで次世代を担う若者たちと未来を語るシンポジウムを開催します。直接お会いして交流する貴重な機会になります。参加無料です。

シンポジウム収録はアーカイブで配信予定です。無料申し込みより登録ください。
メディアでも注目された城主のメッセージ、地元有田の高校生や大学生の声は明るい未来を期待させてくれます。
https://forms.gle/AQC4in4bdJVDcLwE6

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【城主来日記念シンポジウム】
日時 6月22日(水)14:00〜15:30
会場 佐賀県立九州陶磁文化館講堂
無料アーカイブ配信あり。QRコードもしくはこちらのフォームよりご登録ください。

主催 一般社団法人 古伊万里再生プロジェクト 
共催 佐賀県、佐賀大学 芸術地域デザイン学部
助成 一般社団法人 東京倶楽部
協賛 ANA 全日本空輸株式会社

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痛ましい戦争に若者たちが駆り出されているニュースに胸を痛める昨今、ロースドルフ城で守られてきた古伊万里の陶片コレクションが私たちに語りかけるメッセージとは。


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城主ファミリーは今でも陶片の一つひとつを村のボランティアと一緒に丁寧に手で洗うほど愛着を感じていらっしゃいます。シンポジウムではお城の「陶片の間」インスタレーションについて、受け継いできたコレクションと平和への思い、お城での暮らしなどをお聞きします。

平和について、明るい未来について、ガブリエルさんとの交流にぜひご注目ください。美しいヨーロッパの古都ウィーンの雰囲気もお楽しみください👗🌹✨



ピアッテイ家について:
千年の歴史を誇るヨーロッパの貴族。200年ほど前から現在お住まいのウィーン近郊ロースドルフ城城主。ハプスブルク家と血縁。

ロースドルフ城の陶磁器コレクションについて:
ピアッテイ家が世代を超えて蒐集してきた陶磁器は、悲劇のコレクションとして海外で初めて日本で巡回展開催中。日本より派遣された学術調査団により、その数の多さと年代や生産地の多彩さから、陶磁器を通した東西交流の歴史を語る貴重な史料と位置づけられました。

好評巡回中の『海を渡った古伊万里〜ウィーン、ロースドルフ城の悲劇〜』展について:
東京、愛知、山口を巡回し、これまでに3万人を動員。現在は佐賀県有田町の九州陶磁文化館にてリニューアル特別企画展として開催中です。7/18まで。日本の学術と技術で再生を果たした作品31点、陶片700点のほか、リニューアルした常設展示では古伊万里から有田焼まで体験型で楽しく学べます。

再生プロジェクトについて:
日本オーストリア友好150周年記念事業。茶道家の保科眞智子が東京オーストリア大使公邸の茶会にてピアッテイ家と出会い、陶片コレクションについて知ったのがきっかけ。その後、人と平和の思いをつなぐ古伊万里再生プロジェクトを有志たちと設立。分野を超えたネットワーキングにより陶片コレクションの社会的な認知を高め、海外初の展覧会を特別協力、3万人を動員中。活動は日英バイリンガルで行い、文化財の活用、町おこしにも貢献。

#海を渡った古伊万里ウィーンロースドルフ城の悲劇 #ウィーン #オーストリア #日墺友好150周年記念事業 #破壊から再生 #古伊万里 #佐賀県 #佐賀大学 #有田 #ANA #平和 #シンポジウム

# by hoshinamachiko | 2022-06-08 22:32 | Events イベント