茶の湯文化のバイリンガルナビゲーター 保科眞智子の活動ブログ Blog of a Japanese Urasenke tea master, Machiko Soshin Hoshina, based in Tokyo, Japan.

by MACHIKO SOSHIN HOSHINA

祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業

この度、古伊万里再生プロジェクトは、
オーストリア大使館の後援を頂くこととなり、
日墺友好150周年記念事業にも認定されました!!

ウェブサイトはこちらです。



三年前に都内でひらいた小さな茶会をきっかけに
広がりを見せているオーストリア・ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト。
NHKニュースや国際報道2018の特集、新聞など各種メディアにも取り上げていただきました。報道では、陶片の調査により、古伊万里がヨーロッパに与えた歴史的影響の大きさが明らかになったとし、プロジェクトの学術的文化的な広がりに注目が集まってます。





祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業_d0334837_11013027.jpeg


オーストリア国内はじめ、海外にもニュースは伝わり、両国の外交樹立150周年となる2019年に向けて動きが活発になってきました。


今後は、現地での調査や修復作業を経て、一部は美しい姿に蘇らせて、お城にお戻ししたいと考えています。
その間、その経緯や成果を展覧会や講演会で発表することもプロジェクトの大きな目標です。


祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業_d0334837_11030996.jpeg



300年前の日本に始まる古伊万里という美の創造、海外での熱狂、第2次大戦時の人為的破壊、そして再生へ。
ロースドルフ城の陶片を、本年二度にわたり行った学術的な調査の結果、日本の伊万里焼が今日に至るまでヨーロッパで絶大な影響を与え続けてきたことが分かってきました。


祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業_d0334837_11040113.jpeg


祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業_d0334837_11042445.jpeg




祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業_d0334837_11050757.jpeg



祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業_d0334837_14585622.jpeg



「陶片は平和のシンボル」とロースドルフ城主は語ります。

「再生」という次章を綴るこのプロジェクトを、日本発のアクションとして世界に発信し、
明るい未来につながる国際的な親善事業へと育てていきたいです。
それは、真の意味で平和を求める”茶の湯のこころ”を表現することにもなると考えるからです。


引き続き、皆様のあたたかなご支援を何卒よろしくお願いいたいします。



オーストリア大使館後援
日墺友好150周年記念事業
代表 保科眞智子


祝認定!日本オーストリア友好150周年記念事業_d0334837_11053725.jpeg


by hoshinamachiko | 2018-12-24 11:37 | Events イベント