なごみ11月号 『英語DE茶の湯』
2016年 10月 21日
連載11回目のテーマは「お辞儀」です。
少し目を伏せて、お互いに距離をとって
頭を下げるお辞儀。
私たちにとっては日常的な挨拶の仕方も
日本人特有のユニークなコミュニケーション法として
握手やハグをする海外の方々からは
とても珍しい姿に映ります。
茶席においては
畳の茶室や立礼席でも
お辞儀は何回となく交わされます。
数百年、千年と変わらない
日本のマナーの基本。
それがお辞儀です。
私もお辞儀が大好きで、
日本では日本流に外国の方にも
お辞儀でご挨拶したりもします。
そう言えば、
海外から日本へ降り立ち、
空港のターンテーブルで預け荷物を待つ際などに
最初に目に飛び込むのが
お辞儀をし合う日本人の姿。
旅行者の多くはここで
「お〜!ニッポンに来たぞ。」と
異文化体験をするわけです。
私たちにとっては子供の頃より教えられた
当たり前の挨拶の仕方も
海外の方から見ればとてもユニークで興味深いのですね。
お辞儀には、角度や長さで
伝えたい気持ちの微妙なニュアンスを
表現することができます。
そこには、日本人らしい
きめ細やかなコミュニケーションを
感じ取ることができます。
また、日本人同士では
年功序列も暗黙のルール。
好むと好まざると、
年上?年下?と
何だかいつも自分の年齢を意識させられる気がして
そこだけはちょっと困りますね(笑)
海外のお客様には、そんなエピソードも交えながら
お辞儀についてもご説明すると
お話も弾み、楽しいかと思います。
なごみ11月号の英語DE茶の湯、
どうぞご高覧下さいませ。
by hoshinamachiko
| 2016-10-21 13:02
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